公益財団法人 徳島県林業労働力確保支援センター

徳島県の林業について

徳島県の林業について

徳島県には豊富な森林資源がある

 徳島県は、県土面積の 75%を森林が占める全国でも有数の森林県です。
 森林は「国有林」とそれ以外の「民有林」に分けられ、徳島県全体の森林面積は315千haであり、そのうち94%が「民有林」で占められており、面積は296千haとなっています。
 さらに、「民有林」は「私有林」と「公有林」に分けられ、そのうち 82%に当たる 258千haは、個人が所有する「私有林」です。
 また、森林面積の60%がスギ・ヒノキの 人工林で、全国平均の41%を大きく上回っており、その蓄積量は年々増加し続けています。

徳島県の森林・林業主要指標.pdf
出典:「令和2年度みどりの要覧(徳島県)」より一部抜粋

徳島県の林業施策

 徳島県では豊富な森林資源を背景に、全国に先駆け平成17年度から実施してきた「林業プロジェクト」により、川上では、高性能林業機械の導入が飛躍的に進んだことで、素材が増産できる体制が整備されるとともに、林業従事者も「林業アカデミー」の開講に伴い若者を中心に増加するなど、更なる県産材の生産体制が図られました。
 一方、川中・川下においては、A級材からD級材までの大規模な加工施設が整備され、「徳島ならでは」の加工・流通体制を構築してきたことで、県産材の利用も順調に拡大してきました。
 こうした成果を礎に令和元今年度から、県産材の更なる増産と利用の拡大を図るため、10年後の県産材生産量を、これまでの60万立方メートル(令和6年度)から70万立方メートル(令和10年度)に、林業従事者数を546人から800人とする目標を定めた「スマート林業プロジェクト」を展開することにより、森林林業を核とした「地方創生」の実現を目指しています。

スマート林業プロジェクト.pdf
出典:「徳島県スマート林業課」より

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